ケアシス クライオエレクトロポレーション/メソポレーションシステム

ケアシス(クライオエレクトロポレーション/メソポレーションシステム)の仕組み
ケアシスは、メソナJと同じく、「エレクトロポレーション(電気穿孔法)」という技術を応用した治療です。この原理は、特殊な電気パルスを用いることで、一時的に皮膚の細胞膜に微細な隙間(通り道)を形成するというものです。
ケアシスの特徴として、−20℃から45℃までの温度帯で調整を加えつつ、高分子の薬剤を導入できるシステム(=クライオエレクトロポレーション/メソポレーションシステム)を採用しています。
電気的な小孔を形成したのち(エレクトロポレーション)、さらに荷電(イオン導入)により浸透力が高めます(メソポレーション)。そのため、イオン導入に比べて約30倍の浸透力があるとされています。医療機関専用の機械です。

ケアシスで改善できる症状
- 乾燥・肌荒れ
- 小じわ、艶、ハリ、キメの改善、アンチエイジング
- クスミ、肝斑
- 赤ら顔、アトピー
- にきび、毛穴
- 大切な日の前にお肌を整えたい
- レーザーや、IPLの後の鎮静と有効成分の浸透により相乗効果をあげられる。
- ニードリングとの併用でのレチノールの浸透を高める
ケアシスで使用する溶剤
- ヒアルロン酸 :保湿効果。乾燥肌や肌の環境改善
- トラネキサム酸 :抗炎症効果、メラニン生成抑制、しみ、肝斑、にきび、毛穴に有効
- ビタミンC誘導体(アスコルビン酸Na) :メラニンの生成抑制、しみ軽減、予防
- グリチルリチン酸ジカリウム :抗炎症作用、ニキビや肌荒れの予防
レナトスAプラス

攻めのエイジングケア
- リノール酸レチノール :本人に合うレチノールで、美白、皮脂分泌抑制、ハリ改善、紫外線予防効果
- ビタミンC(VCIP) :油溶性のビタミンC。メラニンの生成抑制、しみ軽減、予防
- ビタミンE(トコフェロール) :抗酸化作用、保湿作用
※当院では抗炎症作用があるCICAも一緒に導入ることで効果を高めます。
- アルジルリン :「塗るボトックス」と呼ばれ、浅いシワに有効
- ビタミンC、アルブチン :メラニンの生成を抑制し、シミ軽減、予防
- イデベノン :美白、しわ
- 成長因子 :EGF(上皮細胞再生因子)、IGF(インシュリン様成長因子)、FGF(線維芽細胞成長因子)など:お肌の細胞へ作用し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の増加、細胞の再生修復、シワの予防、はりの改善
メソナJとの違い
メソナJもエレクトロポレーションの技術を用いた治療機器であり、ケアシスと原理は非常に似ています。多くの点で共通していますが、違いとしては主に以下の点が挙げられます。
冷却機能
ケアシスは、導入時に肌を冷却する機能(-20℃)を備えている点が大きな特徴です。この冷却機能により、血管が収縮し、導入された薬剤が血管から排出されにくくなるため、より長く肌に留まり効果が持続すると言われています。また、電気刺激による痛みや熱感を軽減し、ダウンタイムを最小限に抑える効果もあります。メソナJにも冷却機能がある機種もありますが、ケアシスの冷却機能は特に強力であるとされています。よって、レーザーや光治療などの熱治療の後のクーリングと有効成分の導入としてはとても効果が高いです。
ケアシス 治療費用
顔のみ
- レナトスTaプラス or レナトスAプラス
- ¥8,800
- ¥9,900
- ¥28,050(¥9,350/回)
- ¥44,000(¥8,800/回)
- ペップビュー
- ¥12,100
- ¥14,300
- ¥39,600(¥13,200/回)
- ¥60,500(¥12,100/回)
※レーザー等、他施術との組み合わせの場合は40%オフとなります。
治療の流れ
治療後の経過・副作用・注意点について
- 直後より肌のハリ感、キメの改善、潤い、オプションに入れた薬剤の効果を感じられます。肌に負担がない治療なので月に1~2回の施術が行えます。特に、レーザーや光治療など他治療との組合せでより相乗効果を上げることができます。
- 薬剤アレルギーの可能性がまったくゼロ%ではありません。
- 治療後の経過にはいくらかの個人差があります。また、治療中・治療後に予期しない合併症や後遺症が生じる可能性があります。
- 妊娠中の方は治療することが出来ません。
- ペースメーカー、人工内耳を埋め込まれている方は治療できません。
- 金の糸を入れている、施術部位に金属プレートが入っている方は治療できません。