ケロイドができたら皮膚科?形成外科?ケロイドになる原因とは?

なぜケロイドになる?「肥厚性瘢痕」との違いとは?

ケロイドは前胸部や腹部、肩などに発症しやすく、体質や部位が関係しています。ケロイドの特徴や原因、「肥厚性瘢痕」との違いを説明いたします。

ケロイドとは?

ケロイドとは?

ケロイドは皮膚の結合組織(コラーゲンなど)が過剰に増えた状態で、赤いミミズ腫れのような見た目でかゆみや痛みを伴います。主に、前胸部や腹部、肩など引っ張る力が強い部分にできやすいです。

ケロイドができることで体を上手く伸ばすことができない、関節を伸ばしにくいなど、生活するうえで不便が生じます。子供の場合は皮膚が伸びにくいことで成長障害をきたすこともあります。

また、不快なかゆみや痛みが続くことでQOLの低下を招きます。ケロイドは傷ややけど、ニキビなどが原因となります。これらの部位に傷ができたら、早く治して傷跡を残さないようにしましょう。

ケロイドになる原因

ケロイドになる原因

ケロイドの発症には、「コラーゲンの過剰増加」が影響しています。コラーゲンは皮膚の真皮に存在し、傷を治す過程で必要不可欠です。傷ができると、コラーゲンが大量に生成され、修復をはかります(創傷治癒反応)。

しかし、コラーゲンが何らかの原因で過剰に分泌されると、元の傷の範囲を超えてコラーゲンの塊(ケロイド)ができてしまうのです。

体質も大きく影響します。深い傷でもキレイに治る方もいれば、虫刺されやニキビあとからケロイドになる方もいます。

また、「ケロイド体質」の原因の一つとして遺伝があげられます。遺伝で発症するケロイドは「家族性ケロイド症」といい、黒人種に多く白人種には少ない傾向にあり、日本人を含む黄色人種はその中間にあるといわれています。

ケロイドと肥厚性瘢痕の違いとは?

ケロイドと肥厚性瘢痕は、見た目は非常に似ています。ケロイドは小さな傷などが元となり、赤く膨れていきます。元の傷よりも大きく広がり、痛みや痒みが生じるのが特徴です。

一方、肥厚性瘢痕も赤く盛り上がりますが、元の外傷の範囲を超えて広がることはないといわれています。

しかし、病理組織では両者を区別することはできません。ともに治療法は痒みや痛みを抑えること、ケロイドや肥厚性瘢痕が悪化しないようにすることです。

貼り薬、飲み薬、注射、手術+放射線治療は保険適用です。範囲が広い場合などはレーザー治療などを行います(自費診療になります)。

ケロイドの治療はどの科を受診すればよいか悩まれるかもしれません。ケロイドは激しいかゆみ・痛みを伴うことが多いので、早めに形成外科を受診することが望まれます。ケロイドやあざ、ほくろ・イボに関するお悩みは、福岡・久留米からも通いやすいみやびクリニックへご相談ください。

みやびクリニックは、保険診療・自由診療ともに幅広い治療を行っています。土曜診療も行っていますので、福岡・久留米にお住まいで平日は仕事や家事で忙しい方も受診いただけます。

また、保育士も常在しているため、お子さま連れの方も治療に専念しやすい環境です。極力待ち時間を少なくするために完全予約制となっています。電話での予約をお願いいたします。

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